甲子園優勝の常連校、大阪桐蔭高校。
西谷浩一監督は、その大阪桐蔭高校の野球部監督です。
強豪校の西谷浩一監督の高校野球の強さとは、一体何でしょうか?
また、西谷浩一監督の野球指導法や、どのような評判の人物なのかを詳しくまとめています!
【この記事を読むとわかること】
- 西谷浩一監督の経歴・プロフィール
- スカウト術、指導法
- 評価・評判は?
西谷浩一監督(大阪桐蔭野球部)の経歴・実績プロフィール!
西谷浩一監督のプロフィール
名前:西谷浩一(にしたに こういち)
生年月日:1969年9月12日
年齢:53歳(2022年現在)
出身:兵庫県宝塚市
職業:高校教師(社会科) 大阪桐蔭高校野球部監督
高校野球といえば、大阪桐蔭高校は有名ですよね。
その、大阪桐蔭高校野球部の西谷浩一監督はテレビでもよく見かけます。
そんな西谷浩一監督ですが、仕事は野球部監督だけではありません。
実は、高校教師として社会科の授業も担当しています。
午前中は高校教師として、社会科の授業を持ち、午後は野球部監督として選手に野球指導をしているのです。
経歴と実績
西谷浩一監督が野球を始めたのは小学2年生。
その時は、捕手でした。
高校では、報徳学園に進学します。
高校3年生の夏に、下級生の不祥事により野球部は県大会出場を辞退しています。
結局、西谷浩一監督は甲子園経験はありませんでした。
その後、1浪して関西大学経済学部に入学し、大学では2年生秋から、控えの捕手としてベンチ入り。
大学4年生では、ブルペンの捕手で、100人もの部員をまとめる主将を務め統率しましたが、ここでも選手としては大舞台とは無縁でした。
こうして西谷浩一監督は舞台裏から見渡すという目を養います。
西谷浩一監督は大学卒業後、母校の報徳学園で臨時コーチを務め、その後、大阪桐蔭高校へ。
1993年大阪桐蔭高校のコーチに就任し、1998年秋に監督に就任しました。
監督就任当時は、打倒PL学園を目標に頑張ってきました。
そうして、西谷浩一監督は優れた人材を育成しながら、常勝野球部を作り上げる指導哲学の改革を行ってきました。
その結果、今では甲子園通算勝率8割4分の常勝軍団を作り上げました。
評価評判は?
スカウト術と指導法
まずは、西谷浩一監督のスカウト術と、指導法についてです。
スカウトというと、プロ野球の球団スカウトのイメージがあるかもしれません。
しかし、今や有名私立高校の監督などが、地方に赴いて、優秀なシニアリーグの選手に声をかけるなんて当たり前なんです。
東京の学校なのに、プロフィールは地方出身者ばかり…なんてこともよくありますよね。
なんと、西谷浩一監督も自ら目ぼしい選手の元に通い、スカウトを行っているのです!
プロ野球選手の中田翔選手をスカウトした際には、当時広島県にいた中田翔選手の元へ、50回も通ったと言います。
とはいえ、西谷浩一監督は社会科教諭でもありますから、スカウトに使える時間は週末のみだそうです。
限られた時間で、スカウトしなければならないからこそ、効率よく、確実に欲しい選手を獲る努力を惜しみません。
西谷浩一監督のスカウト術として、有名な話は、
- スカウトする選手の実家前で待ち伏せし、たまたま会ったとする、偶然を装って口説くこともある。
- プロのスカウトが「西谷さんほどマメな監督はいない、そこまでやるか」と驚くくらいの努力や工夫でスカウトしている。
- 打者を見出すときは「1球目から振っていける選手かどうか」に重点を置いている。
などがあります。
大阪桐蔭の指導法は、練習中であっても、実践形式にこだわっています。
実践形式とは、簡単に言うと、本気で抑えに行くピッチャーの球を、本気でバッターが打ちに行くというものです。
つまり、練習中であっても、試合だと思って戦うということですね。
西谷浩一監督は、このような実践形式の練習方法で、例え練習中であっても、気を緩ませない、緊張感を保つことを大切にしています。
西谷浩一監督の評価・評判は?
西谷浩一監督は、まじめで努力を惜しまない人だと思います。
実際に中田翔選手を大阪桐蔭にスカウトするのに50回も通い、森友哉選手をスカウトするのに1年かけて口説いたからです。
また、西谷浩一監督は情に厚く選手思いの監督だと思います。
例えば、選手が希望する進路先にも選手の未来を真剣に考えてアドバイスしたり、監督自身の人脈を使って情報収集しながら、助言したりしています。
また、かなり忙しいにもかかわらず、選手一人一人の様子をきちんとチェックして指導しています。
このように、西谷浩一監督のもとで甲子園を目指して入部を希望する選手は多いのではないでしょうか。
まとめ
西谷浩一監督(大阪桐蔭野球部)の経歴と実績プロフィール!評価評判についてご紹介してきました。
- 監督自身は甲子園の経験はなかった
- プロのスカウトが驚くほどの努力と工夫でスカウトしていた
- 練習中であっても実践形式にこだわった指導法
大阪桐蔭高校といえば、野球好きなら知らない人はいないくらいの強豪校です。
その監督である西谷浩一監督は、選手に厳しい練習ばかりさせるような人ではなく、創意工夫で監督も努力をされている方でした。
一見、見た目は怖そうなイメージでしたが、全く違います。
選手思いでやさしく見守るタイプの温かい人でした。
だからこそ、選手との絆も深く、このように素晴らしい結果を出せるのだと思います。
今後の活躍と試合も楽しみですね!